膝の痛み、原因は足首にありました。

半年前のスキーで足をひねり、右ひざを痛めた30代女性のケースです。


屈伸や座っている姿勢から立ち上がる時に右ひざに痛みがありました。


痛みの箇所は、厳密には膝の関節ではありませんでした。


「腓骨頭関節」(Proximal Tibiofibular Joint)


どの部分でしょうか?


下の写真は両ひざを正面から見たところです。(写真は参考のため、本人のものとは異なります)
左側が右ひざを正面から見たところです。

左側オレンジの部分、外側の細い腓骨とスネの骨である脛骨の間の関節が「腓骨頭関節」です。
上の写真は、ひざを横から見たところです。

オレンジ色の部分になります。

痛みはこの関節の後方(Posterior) 部分にありました。

しかしながら、この腓骨頭 (Fibular Head) のアジャストメントを行なっても、痛みに変化がありませんでした。

なぜ?

この時に要確認となるのが、足首の関節です。

腓骨(Fibula) は、反対側でくるぶし(Lateral Malleolus) の外側半分を形成しています。

このため、足首の関節の動きが悪い場合、影響を受ける可能性があります。
足首の関節で、くるぶしの下にあり土台となって支えているのが距骨(Talus)です。
この距骨は捻挫などにより、前方にシフトしてしまうことが多い骨です。

足首の動きを司る重要な部分でもあります。
今回、足首の動きを確認したところ痛みがありました。膝の痛みが強かったため、足首の痛みに気がついていなかったようです。

この距骨(Talus)のアジャストメント(Anterior Talus: 前方変位)を行うと、足首の痛みがなくなりました。

その後、立ってひざの痛みも確認してもらったところ、ひざの痛みもなくなっていました。

何度もひざの曲げ伸ばしをしながら確認していた時の、本人のキョトンとした表情が印象的でした。

半年も悩まされてきたひざの痛みが、足首のアジャストメントでなくなってしまったので無理もないですかね…(^_^;)

その他、足首や手首の痛みについても以下リンク先を参考にしてください。

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