10ヶ月続いた背中の痛み
「ここで最後にしてください。」
と最初に言われました。
MRIやレントゲンのコピーもすでにお持ちでした。
「どこに行っても良くなりません。10ヶ月間も背中の痛みのために転々としています。」
体を前に曲げても、後ろに反らせても、左右にひねっても背中に痛みがあります。
レントゲンを確認すると第12胸椎(T12)には慢性的な圧迫骨折がありました。
スコープ検査で反応が出たのは、第2胸椎(T2)、第9胸椎(T9)、第11胸椎(T11)、第2仙椎(S2)。
動的な触診から、第11胸椎(T11)が原因となっていることが明らかでした。リスティングはPR-T(Posterior Right Rotation, Left Transverse Contact: 後方右回旋かつ脊柱の左凸カーブによる横突起コンタクト)です。
アジャストメントは、スロットテーブルでうつ伏せになってもらい行います。
上方手の片手コンタクト(Superior Hand, Single Hand Contact)が、教科書通りの基本ですが動きません。ここで、下方手の片手コンタクト(Inferior Hand, Single Hand Contact)でアジャストメントを行ったところ、しっかりとセットできました。
コンタクトする手を変えると、角度が変わり上手くアジャストメントできる場合があります。╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ!!
このアジャストメントにより、背中が楽になったのを実感していただけました。
2日後に来ていただいた時の最初の言葉は、
「昨日はもう2度と行かないと思っていました。」
です。((((;゚Д゚)))))))
初回の翌日は、痛みが悪化してしまったそうです…(T_T)
ところが、2日後の朝になってみると今までにないほど楽になっていたため、継続して受けようと思い直して来ていただけました。
「好転反応」という言葉で説明される方もいるかもしれませんが、自分は使いません。最初にもう少し適切な力でアジャストメントできていれば、翌日の過剰な反応は感じないで済んだ可能性があるからです。
最初の頃は、どの程度のアジャストメントに適切に反応されるかが分からないところもあるので、力加減が難しいい時があります。
この方は、その後3日おきに追加で2回のアジャストメントを行い、すっかり背中の痛みがなくなりました。\(^o^)/
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