群発頭痛 (Cluster Headaches)
Sinus: Pain is usually behind the forehead and/or cheekbones
副鼻腔: 通常は、おでこやほお骨の奥の痛み
Cluster: Pain is in and around one eye群発: 片眼の周りや奥の痛み
Tension: Pain is like a hand squeezing the head
緊張型: ギュッと掴まれるような痛み
Migraine: Pain, nausea & visual changes are typical of classic form
偏頭痛: 典型的な症状は、頭痛、吐き気、視界の変化を伴う
30代の男性で、最終的には群発頭痛と診断され、10年以上も痛みを薬で抑えてきた方のケースです。
CT検査などの精密検査でも特に異常が見つからず、一旦群発期に入ると常に強い痛み止めの薬を飲み続けなければなりません。薬を常用していると、今度は胃に潰瘍ができてしまい、胃の痛みとも付き合わされることになります。
群発頭痛が起こり始めると、ひどい時は目の裏側をキリのようなものでえぐられるような痛みとなり、とても薬なしでは耐えられないそうです。群発頭痛が発生している際は、薬を使用していても、眼の奥の感覚としてわかるそうです。群発期に入っている間は、毎日のように激しい頭痛が起こるため、薬を飲み続ける必要があります。また、この群発期はどの程度続くのかもわからず、いつ始まるのかもパターンがないそうです。群発期の期間が2〜3ヶ月続いたこともあるということでした。
このような状況を変えたいと考えながら色々と調べたところ、海外のYouTube動画で子供の頭痛がよくなった動画を見たという事でした。この動画がGonstead Chiropractic(ガンステッド・カイロプラクティック)によるものだったことから、当ホームページを検索して見つけ、通っていただくようになりました。
以下は、ご本人が最初の頃に言われていた言葉です。
「診断名はなんでも構わない。」
「緊張性頭痛だろうが、群発頭痛だろうが、診断名が変わっても痛みは変わらない。」
「これだけひどい頭痛があるにも関わらず、検査で問題なしと言われ続ける意味が分からない。」
「10年以上薬を飲み続けても何も変わっていない。」
「痛みを止めるだけの薬では治療にはならない。」
「頭痛の原因は、首や頭だけの問題ではないのではないか?」
「頭痛の痛みが変わる可能性がなくても、体全体のバランスを変えれば何か変化があるのではないか?」
ということで、継続的なメンテナンスケアによるアジャストメントを行っていくこととなりました。
昨年の10月から週に1回のペースでアジャストメントを行ってきました。アジャストメントを行った箇所は、骨盤(腸骨や仙骨)、第6胸椎(T6)から第9胸椎(T9)、第7頚椎(C7)が中心でした。
群発期を抜ける時期もありましたが、2週間ほどで群発期が再開してしまうなど、大きな変化が見られないまま3ヶ月が経過しました。
しかしながら、昨年末頃になると、群発期ではないはずなのに突然頭痛になるなどの変化が出始めました。本人の感覚では、群発頭痛のような痛みの強烈なものではなく緊張性頭痛のように感じると言われていました。
昨年末の最後に1度だけ左の後頭骨(Occiput: PS-LS)に反応があったため、アジャストメントを行った時がありました。その後は、第7頚椎(C7)に戻り、現在まで上部頸椎のアジャストメントは行っていません。
左の上部頚椎後方に凝り固まった癒着のような状態もあったため、昨年末からは毎回この部分の筋膜リリースも継続して行っています。
今年になってからは、10日から2週間に1回というペースで通っていただいています。首の左上に違和感を感じたり、首のバランスが悪く感じた際はすぐに受けに来ていただいています。実は、今年に入ってから頭痛は1回も起こらなくなりました。痛み止めの薬も飲む必要がなくなったということです。9月現在でもこの状態が継続しています。
先日、奥様をご紹介いただきアジャストメントを行った際にお礼を言われました。ご主人の頭痛がなくなったことにより、家庭の雰囲気がだいぶ変わったそうです。群発期のピリピリした状態がなくなり、2人の小さい子供たちともよく遊んでくれるようになったそうです。
アジャストメントで変化を起こしたのは、身体のバランスに対してだけかもしれません。が、その変化が与えた影響の広さと大きさは自分の想像以上だと思います。
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