脊柱解剖学(Spinal Anatomy)
Palmer College of Chiropracticの2学期目には、難関科目の1つである脊柱解剖学II(Spinal Anatomy II)があります。
テキストの1ページ目から必ず試験問題となる内容に…
「哺乳類の中で、頚椎の数が例外として7つではないものを列挙せよ」という問題があります。
哺乳類の脊柱(spinal colum)は、基本的に頚椎が7つ、胸椎が12、腰椎が5つと仙骨および尾骨の26個からなります。
骨盤の一部である仙骨は、最初は別々の5つの骨が成長に伴い1つに結合したもので、尾骨は4つの骨が結合したものです。
頚椎の数は例外的に、
- フタユビナマケモノ(2-toed-sloth): 6つ
- マナティーもしくは海牛(Manatee): 6つ
- オオアリクイ(Ant bear): 8つ
- ミユビナマケモノ(3-toed-sloth): 9つ
があります。(参考までに写真を集めました。)
Acronym(頭字語)として"2-MA-3"と覚える。と教わります。
当時は、試験のためだけと思って短期の記憶に刻むのですが、以外とこういう内容の方が後々まで覚えてますね…
実際に多くの方の全身のレントゲンを撮ると、胸椎が11や13だったり、腰椎が4つや6つの方もよく見るようになるので、例外的な数字でも驚かなくなります。
むしろ、それぞれの部位を見極め、脊椎を正確に数えられるようになることが大事です。
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