骨盤の歪みが靴のかかとに影響する⁉︎
いつも片方の靴だけ、かかとの外側がよくすり減る…
写真の場合は右の靴です。なるべく長い間履いている靴のかかとを確認して見てください。このかかとのすり減り方が、骨盤の状態を現している場合があります。複雑な骨盤の状態の中でも、典型的なパターンが以下の場合です。
片方の腸骨が内側に回旋(Internal Rotaion:IN)、反対側が相対的に外側に回旋(External Rotation:EX)となる以下の写真のような状態です。
ちなみに、左右の腸骨が相対的に逆の位置を取るのは、前の恥骨と後ろの仙骨で繋がっているからです。
このとき、頭の中では真っ直ぐに歩いているつもりでも、骨盤の動きの制約により、右足はかかとの外側で地面に着地する傾向が強くなります。これとは逆に反対側の足は、かかとの真ん中から内側にかけて着地するようになります。これらの動きが、最初の写真のようなかかとのすり減り具合に影響する理由です。
膝や足首に問題がある場合や、骨盤の歪みが複雑な場合は、これは当てはまらなくなる場合もありますが、1つのチェックポイントとして参考になります。
その他の影響としては、以下のような点も考慮に入れます。右足のつま先が開き気味で足を地面に下ろすことにより、右膝の内側を痛めやすい傾向があり、反対に左足の場合は、膝の外側を痛める傾向があります。また、右側の腸骨が外に開かないため、お尻を左に大きく振りながら歩く傾向もあります。
骨盤のアジャストメント後は、自然と歩き方が変わる方もいます。
INリスティングの腸骨については、以下の記事も参考にしてください。
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