骨盤の仙骨と腸骨(寛骨)の関係に注目

今回は、Gonstead Chiropractic(ガンステッド・カイロプラクティック)に特化した内容です。


仙骨の回旋(Rotated Sacrum)と腸骨のPIEXリスティング(後方-下方かつ外側への遷移)が同じ側にある場合どうするか?


米国留学中にイリノイ州のRocktonという小さな町にクリニックがあるDr. Gundersonのところには何度も見学に行きました。


もう60歳になられるドクターでしたが、非常に正確で鋭いアジャストメントと、いつ行ってもどんなに夜遅くなっても最後まで1つ1つ丁寧に質問に答えてくれるとても優しいドクターでした。


Dr. Gundersonは、この場合PIEX側の足が通常短くなるのとは違い長く出るため、回旋した仙骨(Rotated Sacrum)のアジャストメントを行った後にすぐPIEX Pullで腸骨のアジャストメントを行っていました。その後は、足の長さが通常通り短くなることも確認していました。


仙骨の回旋(Rotation)を取り除くとPIEX(特にEX)が深く入るからというのが理由でした。


この事を、当時インターン先のDr. Josh Lawlorに聞いてみたところ、いろいろなGonstead Doctorにメールで確認を取ってくれたのですが、結局誰もそんな事聞いた事もないし、Dr. Gonsteadのノートやビデオにも出てこないという回答で終わってしまいました。


その中で1人だけDr. Dennis O'hareの回答が、PIEXのISU(Involved Side Up) PushによるアジャストメントがPullよりも効果的だというものがありました。


これを聞いた時、仙骨の回旋(Rotation)を考慮したアジャストメントを行なっている点で、結果的にはDr. GundersonとDr. O'hareは同じ事を言っているという結論でDr. Lawlorと納得した覚えがあります。


その後、これらの経緯を再度Dr. Gundersonに確認しに行きました。これは、Dr. Gundersonが長年の経験から見つけ出したもので、Dr. Gonsteadの知識ではないということでした。


Dr. GundersonとDr. O'hare、それぞれ多くの経験と知識を持つドクターが、別々の場所で同じ結論に到達していたことに感心したのを今でも覚えています。


さらに、自分がPalmer College of Chiropracticの9学期(9 Trimester)で外来の患者さん(Out Patient)を診ているとき、偶然同様のケースがありました。Dr. Gundersonに教わったように対応したところ、次に患者さんが来たときに良くなっていたのが印象的でした。


<2017/02/06追記>

ASINの腸骨(寛骨)と仙骨の回旋(Rotation)に関連する記事は、以下のリンクを参考にしてください。


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Gonstead Chiropractor (ガンステッド・カイロプラクター) 米国Doctor of Chiropractic (D.C.) English Available

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