扁平足は外反母趾になりやすい⁉︎。

扁平足(flatfoot)というと足の内側アーチが平らになってしまうことです。

最初の写真の右側の状態です。

これは舟状骨(Navicular)という、足のアーチの頂点部分でアーチを支える骨が落ちてしまっている状態です。

下のレントゲン写真(右足)では緑の丸の部分になります。
この舟状骨(Navicular)を頂点とする足の内側アーチが崩れると、足の親指につながる中足骨(1st metatarsal)に影響を及ぼします。

中足骨(1st metatarsal)の足首側(Base)は、足の外側への力がかかり足の中に押し込まれます。この反動で、つま先側(Head)が足の内側に押し出されて外反母趾(Bunion)になります。

足の外側、内側という表現は分かりにくいかもしれませんので、下の写真も参考にしてください。
よくつま先の細い靴を履いて、足の親指を外側に曲げすぎることが問題とされますが、親指だけに注目してもなかなか改善しません。

外反母趾の対応は非常に時間がかかりますが、骨盤や脊柱のアジャストメントと合わせて根気よく行なっていく必要があります。

靴のインソールなどによる足のアーチサポートも有効ですが、アーチサポートの位置が重要です。

通常のアーチサポートは、舟状骨(Navicular)よりも前の骨をサポートする位置に頂点があるものがほとんどです。実際にはアーチの頂点から約5mm-1cm後方で舟状骨(Navicular)の部分をサポートする必要があります。

もし市販の製品で自分の足のアーチに合うものがなければ、薄いコルクの板などを組み合わせて自分のアーチにあった土踏まずのサポートを作った方が効果的です。

余談ですが、この舟状骨(Navicular)
という名前の骨は、手にもあります。

足のアーチについては以下の記事も参考にしてください。

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