手首の痛み①
小指側の手首が痛む。
特に手首を左右に動かしたときの痛みです。
強い力で手首を反らせた場合にも痛みがありました。
実はこのケース、手首の関節が問題ではありませんでした。
手首の関節は、橈骨(Radius)、尺骨(Ulna)と8個ある内の4つの手根骨(Carpal Bones)からなります。
今回は、手首の小指側関節を成す尺骨(Ulna)に問題があったのですが、問題は肘の関節でした。
下の写真は、右肘を後ろから見ているイメージです。
上に上腕骨(Humerus)、左下に尺骨(Ulna)、右下に橈骨(Radius)があります。
この右前腕の尺骨肘頭(Olecranon Process)が、後方(Posterior)かつ内側(Medial)に変位して動きが悪くなっていました。
方向は、手の平を正面に向けて腕を伸ばしている状態を基準にしています。
写真はオレンジの矢印で示してあります。上方に向いている矢印は、背中側の方向なので画面手前側に向けて引いたつもりでした。(^_^;;
肘の痛みはありませんでしたが、肘のアジャストメントを行なったところ、肘関節の動きが良くなるのに合わせて、手首の動きも良くなり痛みもなくなりました。
四肢関節(Extremity Joint)は、痛みの発生している部位だけではなく、関連する関節も合わせて確認することがポイントです。
肘の痛みについては、以下の記事も参考にしてください。
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