脳の活動を支えているのは…
「脳への90%の刺激と栄養は脊柱の動きによってもたらされます。」
- Dr. Roger Sperry
ノーベル生理学・医学賞(1981年)
脊柱がバランスを保ちながら柔軟に動けるようにすることが重要です。
脊柱のバランスというと正面(AP)から見たカーブが少ないといいように思えますが、Gonstead Chiropracticでは横から見た時の側面(Lateral)のカーブを非常に重要視します。
骨盤の一部である仙骨の角度から始まり、腰椎の前弯、胸椎の後弯、首の頚椎の前弯がしっかり作られていてスムーズにつながっているかを常にレントゲンで確認します。このバランスが悪いと体の重心が前や後ろに傾いていることも多くあります。
実際に全身のレントゲンを分析すると、体の柱となる背骨のカーブは、土台となっている骨盤の影響を受けていることがほとんどです。
首や背中に痛みなどの症状として現れてくる場合でも、柱となっている脊柱が骨盤の歪みを補正しようとして、結果的に不自然なカーブを作り出している場合があります。
腰、背中、首の痛みなどの症状は突然出てくるので、急に悪くなったような印象を受けるかもしれませんが、実際には長い年月をかけて脊柱がバランスを取ろうとして取りきれなくなって初めて出てきた場合が多いと感じています。
Gonstead Chiropracticが常にレントゲンを必要とし全身を撮るのは、病気を見つけるだけではなく、このような構造的なバランスを分析するためでもあります。
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