喘息は乾いた咳?湿った咳?
「研究によると、喘息は気管支の神経系がバランスを失うことに関連している可能性を示しています。」
- Francis Adams, M.D.
喘息(asthma)は咳が酷くなり呼吸に影響が出るため、気管支や肺の問題と考えられているのが一般的だと思います。
カイロプラクティックでは、喘息は神経系の問題として捉えており、米国の臨床では脊柱のバランスを整えることにより改善したケースが多くあります。
今回は、Gonstead Chiropractic (ガンステッド・カイロプラクティック) での対応について簡単にポイントをまとめます。
大きく2つのポイントで分かれます。
湿った咳(Wet Cough)
まずは上部頚椎の問題があります。この場合は、なかなか眠ることができません。呼吸を吸うのは楽ですが、吐き出す時に問題があります。
副交感神経の問題と考え、上部頚椎をまずチェックします。その後、仙骨や腸骨を含む骨盤のチェックを行います。特に子供の場合は、仙骨の第2仙椎を確認します。
乾いた咳(Dry Cough)
交感神経の問題によりホルモンバランスを崩しているためと考えます。このため、第6頚椎(C6)から第3胸椎(T3)の甲状腺に影響する部位と、第7胸椎(T7)から第12胸椎(T12)の副腎に関連する部位に注目します。
特にX線画像分析(レントゲン)で椎間板が後方に開いている箇所は、スコープでの確認も入念に行います。
交感神経優位の問題に集中するため、副交感神経に関連する部位のアジャストメントは4〜6週間行わないようにします。
アレルギー症状や便秘を伴うことが多いのも乾いた咳の喘息の特徴です。
余談ですが、自分も渡米前のまだ会社で働いている頃に、乾いた咳が毎年冬の初めに止まらなくなっていました。一度乾いた咳が出始めると苦しくて止まらなくなります。
肺や血液などいろいろ検査してもらいましたが、結局原因は分からず、アレルギー性の気管支炎でしょうということで薬を処方されるだけでした。毎年繰り返していたということからも分かると思いますが、薬もほとんど効果がありませんでした…(>_<)
カイロプラクティックを受けるようになってから、この症状は不思議と出なくなりました。自分の場合は、第7胸椎(T7)から第9胸椎(T9)のアジャストメントを受けることが多かったです。
カイロプラクティックは腰痛や肩こりだけ?と捉えられがちですが、神経系を通して様々な影響を及ぼします。この効果を最も早く得られるのが、子供達です。以下の記事もぜひ参考にしてください。
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